私が長く学んできた心理療法が、『交流分析』です。
私がこの療法に出会えたのは、市民の広報誌で、講習会があると知ったからでした。
公的な無料の講習会の後、有志で作られている、交流分析を学ぶグループに参加させてもらいました。
今の、精神障害者向けの心理社会的療法のプログラムでは、交流分析はほとんど入っていませんが、私自身が人間関係に一番役立ったのは、交流分析でした。
交流分析を学ぶ前は、人間関係のルール的なことがとてもつかみにくかったのです。
交流分析を学ぶなかで、目指したい自分の人間関係の形がハッキリし、人との付き合いのなかでの、自分の言動の目標もわかってきました。
思えば、学生時代の私は、いいと思える人間同士の交流をあまり見れず、お手本のない状態で、どうしていいのかわからなかったのです。
精神障害は、思春期から患う人も多く、大事な人とのコミュニケーションの機会が、病気のために少なかったために、人間関係をうまく作れなくなってしまう人も多いと思います。
なので、これから、精神障害者に、交流分析を知ってもらえるような活動ができたらと思っています。
〖追記〗(2024.01.03)
交流分析をずっと大切に考えてきたのに、なかなか人に伝える機会がありませんでした。
2024年は、交流分析を解りやすく人に伝えていく方法について、考えていけたらと思います。