①自分の状態を知る
②自分の状態を深く知る
ことを通して、自分の状態がつかめたら、次は行動に目を向けます。
まず、SSTの、物事についての【良かった点】【さらによくする点】に目を向ける、希望志向・未来志向な面を取り入れ、今の自分が【出来ていること・出来たこと】をあげていき、それを確認して、自分に良い評価を与えた上で、さらにより良く生きるために【さらに出来ると良いこと】を考えます。
【出来ていること・出来たこと】
・薬を飲めた
・食事を作れた
・人とラインができた
・掃除ができた
【さらに出来ると良いこと】
・直接人と会って、安心感を得られるように、デイケアに行く
こんな感じです。
自分の状態を自分でわかっていると、【さらに出来ると良いこと】の課題が自分に無理のない形に出来ます。
〖追記〗(2024.01.03)
【何かをする】時に、ちゃんとつかんでいたいのが、何かをするのと同じくらい大事なのが、【何かをしないこと】だということ。
人は、何かが出来ないより、何かが出来る方が嬉しいものです。だから、【何かをしようとする】取り組みには、危険な面もあります。本当の自分の望みじゃなくても、【良いこと】とされているから、自分が何かを出来るようになることを求めてしまうことがあります。
大事になるのは、自分を知っていること。自分に本当に何が必要なのかは、自分が感じ取って、自分でつかんでいくしかありません。
【何かをしないこと】が自分に必要なこともあります。
自分が何をして、何をしないのか。
それを考える1つのやり方として、自分をつかみ、さらに良く生きるために自分に必要なことを気付き、行動していく。
同時に、今しない方がいいことにも、自分で気付き、【行動をしない】という行動を選んでいく。
それが大事に思えています。