◎より深く【自分の状態】を知る

◎【自分の状態】を知る

で、大体の自分の状態をつかめた後は、これからの過ごし方を考えるために、もう少し深く自分の状態をつかむことをオススメします。


それに役立つのが、【WRAP】の5つのキーコンセプト。

私は、こんな風に受け止めています。


①希望

 …未来を明るくとらえられているか

②責任(主体性)

 …自分の人生の舵を、自分で握って、進めていると思えているか

③学び

 …外の世界から情報を得て、自分の生活に活かせているか

④権利擁護

 …嫌なことに対して『嫌だ』、してほしいことを『してほしい』と、周りの人に伝えられているか

⑤サポート

 …周りの人に助けてもらえているか


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この5つを確認して、どのキーコンセプトも大事にできていれば、そのままの過ごし方でも大丈夫だと、私は考えています。


もし【悩み事がある時】は、その悩み事について、5つのキーコンセプトを守りながら悩めているかを考えるのも、大切です。


その時の確認の仕方は、


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①希望

 …その悩みを、いつか解決できると思えているか

②責任(主体性)

 …その悩みを、自分で解決できると思えているか

③学び

 …その悩みを解決するのに有効な情報がないか、探そうとしているか

④権利擁護

 その悩みについて、嫌なことは『嫌』、してほしいことは『してほしい』と周りの人に伝えられているか

⑤サポート

 …自分がその事について悩んでいることを、人に伝えられているか


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⑤のサポートについては、色んな形で受けられると思うんですが、私は、悩みの相談のしやすさは、まず【その事に悩んでいることを、相手に知ってもらっているか】で大きく違うと思っています。


悩みが深まってから、初めてその事に悩んでいることを伝えるのって、エネルギーがいるんですよね。


だから、まず、簡単にでも、今悩みがあって、それはこういう内容だと伝えていることが大切だと思っています。


それをどこまで詳しく相手に伝えるかは、自分が必要と思う形でいいと思います。

自分が人のサポートを受けやすくするために、自分であらかじめ、切羽詰まった時に悩みを話すお膳立てをしておく感じかな。


キーコンセプトが守れていると、たとえしばらくその悩みが解決しなくても、その悩みによって調子を崩すことが防げます。